谷根千の各所で「カブールの幽霊展・in 下町リレー展」が始まりました。

アフガニスタンの子供たちのために、自作のファンタジー映像作品を上映して巡る「ファンタジー劇場キャラバン/Mobile Image Theater」いう活動を行う特定非営利活動(NPO)法人「Like Water Press 」が主催の展覧会です。
少々長いですが、チラシから抜粋させて紹介させていただきます。
UNICEF(ユニセフ/国際児童基金)とSave The Children(セーブ・ザ・チルドレン)というNGOが共同でまとめた"Children in Kabul(カブールの子どもたち)"という報告書でした。
2002年、タリバン政権の崩壊直後のカブールで、そこに生きる子どもたちの<心のありよう>を、聞き取り調査を中心にまとめられた資料です。わたしたちはそのなかの一つの報告に心を留めました。それは、子どもたちが「最も怖いと思うもの」のベスト10をリストしたものです。
(中略)
そのリストのなかで、子どもたちは、たとえば「銃を持った男」や「狂った男」、そして「独りでいること」などと並んで、「怖いもの」の第1位として「幽霊」を挙げているのです。さらに、別の項目、「何が最も嫌か?」というリストにも、「誰かが苦しんでいるのを見ること」「家の中に食べ物がないこと」と並んで、そのリストの第1位は、やはり「幽霊」なのでした。
.........その幽霊とは、一体、どのような姿かたちをしているのだろう? その自問を契機にカブールを訪れたわたしたちは「幽霊を見たことがある?」と子どもたちに尋ねてみたところ、数人の子どもたちが頷くのをみて、その幽霊の絵を描いてもらうことにしたのです。 わたしたちが紙とカラーインクを配ると、子どもたちは一心に幽霊の絵を描きはじめました。生まれて初めて絵を描いた子どもたちもたくさんいました。
Like Water Press の方々が約 500点の子供たちの作品を持ち帰り、帰国時の活動の一環として、不定期ながら、「カブールの幽霊展」と題して全国で展覧会の場所を見つけながら、カブールの子供たちの描いた絵を紹介しました。
展覧会では絵の展示とアフガニスタンの状況、そしてグッズの販売です。今回、破損した1ケースのマグカップの数個を名古屋の職人が修復したほか、「金繋ぎ nico」が、声をかけ指導の下に、ボランティアとして集まった十数名の方々が、「Classico(クラシコ)」の場所を借りて漆繋ぎによるマグカップの修復作業が数回にわたり行われました。今回はそれら、金繋ぎ・漆直しのマグカップも展示されています。
子供たちの膨大な絵を、なるべく沢山見て欲しい、知って欲しい、という思いから、展示箇所を増やせないだろうか。というLike Water Pressの問いかけに対し、金継ぎ nicoがClassico(クラシコ)をはじめ、Leprotto(レプロット)や青空洋品店に声をかけました。そしてまた青空洋品店は、谷中ボッサや gallery okarina B、 HIGURE 17-15 casへ声をかけ、今回のリレー展が開催されました。
子供たちは想いを絵につなぎ。国をつなぎ、街をつなげます。漆でつなぎ、金を
子供たちの心の奥に棲む幽霊たちは、細いながらも強い"つながり"を辿り、この場所へも伝わりました。大勢の人びとの、ひとりひとりの奥底に棲む忘れられた"幽霊"に共鳴し、揺り起こすか、のように。
カブールの子供たちは、爆撃や爆発の音にもまして、「怖くて嫌な」ものとして"幽霊"を挙げました。
振り返って、子供の頃に怖かったものは何だったろう?わたしに棲む"幽霊"はどのような姿をしていたのだろう?
関連リンク:
■ カブールの幽霊展 下町リレー展(Like Water Press)
http://www.likewater-press.org/
■ カブールの幽霊 at 谷根千リレー展(金継ぎ nico)
http://www.cafeblo.com/knico/category_5/
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以下、各展示場所の簡単な紹介を。
■ 青空洋品店
根津に移転して約 1年が経とうとしています。不忍池に近く、谷中方面からは少し遠くなりましたが、店舗は広くなりました。しばらくの間、土・日曜日のみの営業でしたが、この展覧会期間のみ通常営業(休業: 火・雨の水曜)に戻ります。
「カブールの幽霊展」は店舗左側の展示スペース"cocoroya"に、Tシャツ&絵本と原画が飾られています。


■ gallery okarina B
http://www.hanamarugroup.jp/okarinab/okarinabindex.htm
根津の言問通り沿いにある、路地のように細長いスペースの・gallery okarina B。こちらでは絵本にもなった、より多くの子供たちの絵と、絵の物語(描かれた幽霊についての聞き書きなど)が展示されています。
関連グッズ(Tシャツ、書籍、缶バッジ)も販売していました。


■ Classico(クラシコ)
展覧会開催中、Classico(クラシコ)の商品は片付けられ店舗としての営業は休みです。
Tシャツ、マグカップなど「カブールの幽霊」関連グッズを販売しています。
そして金継ぎ nico & Classicoによる「マグカップ再生ボランティア・ワークショップ(関連リンク1、関連リンク2)」で、ボランティアで集まった方々が漆直しされたマグカップが展示されています。

これがまた個性的で、マグカップの後ろから見ると、小鳥が止まっていたり、注ぎ口になっていたり、取っ手が"両手"だったり"しっぽ"のようだったり。・・・漆直しってこんな事も出来るのですね〜。

■ Leprotto(レプロット)
店舗が広くないために通常営業の中、商品と上手く融け込ませた形での展示です。

■ 千駄木空間
http://www.sendagi-kukan.com/
「カブールの幽霊」を版画作品にしたものと、名古屋の職人が金継ぎしたマグカップ 4点と、金継ぎ nicoさんが修復を手懸けられたマグカップ 1点。微妙な違いが興味深いです。



■ 谷中ボッサ
http://www.yanakabossa.jp/
流れる音楽と美味しいコーヒー。居心地の良い空間で、ファンも多い谷中ボッサ。こちらでは青空洋品店と同じく原画が展示されています。カフェ通常営業のため、ワン・オーダーお願いします。


■ HIGURE 17-15 cas
http://higure1715cas.bufsiz.jp/
1/12(土)からの展示です。アフガニスタンの子供たちについて詳しくわかる展示になるそうです。
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各会場についての詳細はお手数ですが、関連リンクでご確認下さい。
また谷根千各所に置かれているパンフレットに概要や開催地図など掲載されています。
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はじめまして。
このページでご紹介下さった「カブールの幽霊 in 下町リレー展」を主催しましたLike Water Pressの陳と申します。
御陰さまで「カブールの幽霊 in 下町リレー展」は20日に無事終えました。各会場に足をお運び下さいまして誠にありがとうございました。また貴ブログ上にてご紹介頂きましたことも感謝申し上げます。
そこでお願いがございます。ブログ上で掲載されています写真の構図が大変わかりやすく、我々のHP上でも使わせて頂ければと思いました。もちろん、我々もデジカメで各会場の写真は納めておりますが、ヤマダさんのお撮りになったものの方が良いと判断してのお願いです。可能でしたら、画像データをわたくしのメールアドレスまで送信して頂けませんでしょうか?
お返事をお待ちしております。
NPO法人Like Water Press
代表:陳 富子
Like Water Press/陳さま。「カブールの幽霊 in 下町リレー展」お疲れさまでした。
拙写真で構わなければ、どうぞお使い下さい。画像データは週末中に送らせていただきます。
コメントありがとうございました。