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「向丘記」碑の保存(5) 拓本

 12月 2日(日)、午前中の集落研究会/a>を離れ、午後からは東京大学埋蔵文化財調査室の原祐一さん、東京大学広報センターの細谷さんと共に、浅野地区・「向丘記」碑へ。塩原都氏(日本石造文化学会)立ち会いの下、横山淳一氏(日本石造文化学会)による拓本作業を見学しました。
向丘記碑の拓本

拓本作業は 2007年 3月 18日に一度行われましたが、天候などの環境が悪かったことと、碑の修復(洗浄&コーティング)作業後の状態比較を兼ねて、再度の拓本作業となりました。

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□ 参考文献:
「東京大学浅野地区「向丘記」碑の調査」1〜7 2006・2007年
 原祐一(東京大学埋蔵文化調査室)
 協力: 日本石造文化学会


関連リンク:
■ 東京大学埋蔵文化調査室
http://www.aru.u-tokyo.ac.jp

■ 日本石造文化学会

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「拓本」作業は、まず碑文の彫られた石面に和紙を貼ります。和紙に、スプレーで水分を含ませ、たんぽで柔らかく叩いて密着させます。
拓本1


そして石面の刻文の凹凸にも和紙が密着するよう、刷毛を使用し空気を抜きつつ、水を含ませたたんぽで更に丁寧に密着させます。
拓本2

拓本3


ピッタリと貼り付いたら、次に墨のついたたんぽで軽く叩いていきます。(墨にはオリーブオイルが混合されています)
拓本4


つまり、平らな石面は黒く塗られ、刻文や文様(に埋まった和紙)が白く残り、文字が浮かび上がる訳です。
拓本7

拓本5


或る程度、乾いたら新聞紙を芯に、破れぬよう汚れぬよう、和紙をはがします。
拓本6


その後、平らな場所で再び広げ乾燥させます。
拓本8


石碑は石鹸水を吹きつけ、水を含ませた刷毛で、墨を洗い落とします。(墨にオリーブオイルを混合させるのは、拓本作業後に石鹸水をかけて、碑から墨を洗い落としやすくするためだそうです。)
拓本9


非常に集中して作業された事と二度目の拓本であることを鑑みて、通常複数枚とる作業も、今回は1枚のみの貴重な拓本となりました。
3月にとられた拓本と比較検討し、状態の良い拓本を碑とともに展示公開したい、とのことでした。

その後、休日にもかかわらず拓本作業に立ち会われた、広報センターの細谷さんが、拓本を乾燥させるため広報センターに持ち帰り厳重保管することになりました。(細谷さん、お疲れ様でした〜。)

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このページは、やまだが2007年12月 2日 18:56に書いたブログ記事です。

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