【
猫・谷中霊園
】
避暑残暑
日差しは強いものの、お彼岸を過ぎた途端に、空は澄みはじめ風は涼しく、過ごしやすくなりました。今夜は中秋。もう秋と言っていいかもしれませんね。
谷中霊園を歩く度に季節ごとの花々や木々に出会い、ここは大きな植物園だなあ、とつくづく思います。霊園内の沿道に植えられたさくらや銀杏以外は、墓地所有者が植えられたものなので、統一された造園にはない発見や面白さがあります。また、墓所に関わる一族や故人の、木々や花々にまつわる話が聞けたら、と思うことがあります。
私の大好きな場所の一つに、谷中霊園内の白樺が植えられている墓所があります。墓所の白樺はとても清々しくも不思議な風景です。暑さが厳しかった夏に”眼の避暑”と称して何度この白樺の木に通ったことでしょうか・・・。個人で谷中霊園を調べられている方に伺ったところ、おそらく東京都内に白樺があるのはここだけだろう、との話でした。白樺の墓所についてはいずれ改めて書かせていただきますが、暑さがやや残る初秋の今日に、その白樺の木の下で白猫が休んでいました。木陰で白猫本人も気持ちよさげでしたが、白樺に白猫。この取り合わせを見つけた私はとても清々しい気持ちになりました。

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