おばさんは毎朝この長い坂をほうきでゴミを掃きながら、上って下りていきます。小学校は夏休み、子供たちは諏方神社で大人達に混ざってラジオ体操。スタンプをもらったあと、霞んだ富士見坂を下りていきます。男の子がひとり、カメラを構えていた私に気がつき同じように西の空に目を細めて「あ。うっすら富士山が見えるよー。」と友達に伝えましたが、ほかの子供たちは当たり前に見慣れた風景にさして興味がないようでした。

そう。いつか見慣れた風景を、"原風景"として懐かしむ時期が来るまでは。当たり前のように何度でも何度でも、富士見坂を行き来するだろうと思います。今のうちは霞んだ風景もいつのまにか積み重ねられて、気付かぬうちにハッキリとした匂いと色のついた記憶として焼き付くことでしょう。
ラジオ体操も、富士見坂の富士山も、掃除する近所のおばさんも、そして仲のよかった友達も。
雪の少ない夏富士なので尚のこと見にくいですが、日が昇ればもっとハッキリ見えるのかも知れませんね。

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東京の梅雨はいつ明けるのでしょうね?
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