猫・谷中霊園

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消せない“M”の顔模様を、眼でたどってるだけ So once again...
谷中霊園


随分と新顔が増えました。そのうちの一匹、顔に「M」の山模様。
M

 厳しい夏が去り、谷中霊園のあちらこちらでは工事中。気季節が過ぎていく毎に、決まった場所にいるはずの猫の姿を見かけなくなります。場所を移動したのか死んでしまったのか、誰かに引き取られたのか・・・。
しばらく期間を開けて訪ねた場所に、顔見知りを見つけるとホッとします。相変わらず無愛想なんですがね。
2匹

 日差しは強いものの、お彼岸を過ぎた途端に、空は澄みはじめ風は涼しく、過ごしやすくなりました。今夜は中秋。もう秋と言っていいかもしれませんね。
谷中霊園を歩く度に季節ごとの花々や木々に出会い、ここは大きな植物園だなあ、とつくづく思います。霊園内の沿道に植えられたさくらや銀杏以外は、墓地所有者が植えられたものなので、統一された造園にはない発見や面白さがあります。また、墓所に関わる一族や故人の、木々や花々にまつわる話が聞けたら、と思うことがあります。
 私の大好きな場所の一つに、谷中霊園内の白樺が植えられている墓所があります。墓所の白樺はとても清々しくも不思議な風景です。暑さが厳しかった夏に”眼の避暑”と称して何度この白樺の木に通ったことでしょうか・・・。個人で谷中霊園を調べられている方に伺ったところ、おそらく東京都内に白樺があるのはここだけだろう、との話でした。白樺の墓所についてはいずれ改めて書かせていただきますが、暑さがやや残る初秋の今日に、その白樺の木の下で白猫が休んでいました。木陰で白猫本人も気持ちよさげでしたが、白樺に白猫。この取り合わせを見つけた私はとても清々しい気持ちになりました。

 この道 往くみち? 帰るみち?
 小さな 相違で 大きな誤解
 本当は 仲良し なんだけど

2匹の野良

 ブロック塀から身を乗り出す子猫。おそらく路地へ飛び出そうとしたのでしでしょね。・・・運悪く、わたしと鉢合わせになりました。 
ブロック塀1


 黒い子猫は、すぐに引っ込んでしまいました。奥の子猫は様子を窺いながら塀から飛び出し、隣の児童公園へと去っていきました。
ブロック塀2


 そして黒猫は・・・・・・。

 台風一過。心地よい風の中、海から遠い谷中の杜では野良猫たちがひねもす、のたりのたりと舟を漕いでおりました。
昼寝


 今日は大勢の方が、お墓参りお墓掃除に訪れていました。
谷中の曇り空


 灯籠を家に見立てたのか、鼻黒。

 エサを持たない人間を近付けさせない 3匹。見たまんま、中央の猫、右奥の猫、左奥隅にいる猫。この位置が各々の臨界距離で、エサを持たない私がこれ以上近付くと一斉に逃げていきます。
3匹


 この三毛もなかなか近付けさせてくれません。しゃがみ込み、ゆっくりゆっくり近付きましたが、いつでも逃げられるよう警戒を怠りませんでした。

 午後 6時前の谷中霊園。夜はこれからというのに、それぞれの場所から雨を見つていました。すべて、手ぶれ・ピンぼけ写真ですが、それでも比較的まともに写った数匹をUPします。

 黒いのは多少人になつきます。白いのは常にカメラ目線です。警戒心が強い訳でもないようですが、どの角度からもずーっと見つめ返されますね。黒いのはすぐに目線を逸らします。
なので、カメラを向けたまま、ちょっと動いて視線を向けさせますが、その様子を醒めた目でずっと見つめ続ける白の視線に何故か照れてしまいます。
黒白

 おそらく谷中霊園に住む野良猫で一番のやんちゃなのは、おかっぱ頭で耳をピンと立てたミスター・スポック似のコイツです。
坊ちゃん刈り


 物怖じひとつしないで人にエサをねだる、他の猫に疎ましがられても鬼ごっこさながらつきまとう。蟻から風に揺れる花木まで、何でも好奇心を持ち、まあとにかく元気が余って仕方がない様子で昼真っからそこら中歩き回っています。他の猫を撮影していた私の前に現れたものの、エサをくれそうな人間ではないと判ると、すぐに別の人を見つけては鳴き声を上げながら追っていきました。

 片肘突いて顎引いて、綽々[しゃくしゃく]と。まるで、世の[ことわり]を悟ったかのように。
片肘突いて人を見下ろす


ネコのアップ

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