路地と家並

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千駄木の路地に赤い薔薇が一輪、咲いていました。
路地


たった数センチほどの薔薇の花ですが、血痕のように目を惹きます。持って生まれた性とは言え、小さくても目立つのですね。
薔薇

 ゴールデンウィーク最後の休日は初夏を思わせる日差しでした。・・・天候、時間のタイミングが合わないと、なかなか会えないんだよねぇ、キミの笑顔に。
サニーフェイス

根津の狭い路地にも、高い空を目指して鯉のぼりが泳ぎます。
鯉のぼり


屋根より低い鯉のぼり、つまらなそうに垂れている。
路地

 谷中バテレン商會の店主から、店舗のことをいろいろ伺った際に、店内にある幾つかの建具が「味谷建具店」によるものだと知らされました。
店主が工務店から聞いた話では、味谷さんは旧岩崎邸や迎賓館などの修繕にも関わった腕のある職人で、谷中バテレン商會の建具を最後に仕事を辞められる、との事だったそうです。
味谷建具店の、最後の仕事であることを知らされてから、頭の片隅で味谷建具店のことがずっと気になっていました。


店の扉と、窓枠。
味谷建具 窓


そして飾り棚。
飾り棚


味谷さんは何ヶ月か前まで、よく街で見かけていましたので、話を聞く機会があればなあ、と漠然と思っていました。味谷建具店は千駄木駅 2番出口(西日暮里寄り)を出たほぼ正面、マンション隣にありますので、地元の人は知らずに見かけているでしょう。
味谷建具店


今日、偶然この前を通りかかると、建物内に荷物が雑然と置かれ、材木が随分と無くなっていました。店の前にいた作業服の男性に尋ねると、味谷さんは既に引っ越され、既に空き家で、不要物を片付けている最中でした。そして多くの材木を銭湯に引き取ってもらうところでした。
明日にも取り壊しが始まり、更地にしてしまう、との事なので、壊される前に建物内を撮影させていただくことにしました。

手入れ良く育てられたピンクの花々。
路地


(これは自信がありませんが...)路地沿いに並べられた、芝桜(?)サクラソウ。
芝桜


カメラを構えていると、当然のように猫が通りすぎます。
路地の花


【追記: 2008/4/2】
毎度の訂正です。この花は「シバザクラ」は誤りで、正しくは「サクラソウ」です。
コメント欄を参照していただくとおわかりのように、熊鷹さんによるご指摘と説明があります。
(熊鷹さん、ありがとうございました。)

谷中・根津・千駄木は、昭和の古い街並みが多く残っていると言われますが、相続の問題や設備の老朽化で、取り壊されもせず朽ちている家屋も随分とあります。
この木造平屋は住人が住んでいる、まだまだ現役の家です。鉢植えも手入れが行き届き、冬の一時期以外は、道行く人に四季折々の草花を楽しませてくれます。
路地


左端の玄関前も植木が置かれていて、おそらく裏手に出入り口があるのでしょうが、確かめたことはありません。右の、良い具合に錆びたトタン張りは駐車場か倉庫でしょうかね。
平屋


 千駄木の路地奥の駐車場を彩る桜は、昭和 30年(1955)頃に植えられた、八中(文京区立第八中学校)の卒業記念樹だそうです。
先週の日曜には近所の親父さん達が、気の早い花見を楽しんでいましたが、あの方々は当時、八中の生徒だったのかも知れないなあ。
パーキング桜


【参考】
まちの木霊(制作・発行: 谷中学校/坪庭開拓団/"まちの木霊"プロジェクト)

アパートの扉のガラスに映る、大家の植木。
アパート扉

にじいろ館のある長屋の路地で。
三輪車に乗って遊ぶ子供とお父さん。塀の上には猫。
路地


路地の向こう、親子と談笑されていたのは、アンティーク着物「きなこ」の店主。おそらく塀の上の猫は「きなこ」のきなこではないかしら?
きなこ

AM 4:15、夜明け前の路地。灯りに照らされて浮かび上がる植物群。
路地

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