記念館・博物館
1|2 次のページへ>>「本郷図書館 鴎外記念室」(文京区立図書館)の庭にある"沙羅の木"が、先週末からポツリ、ポツリと白い花を付け、昨日今日と日増しに花を増やしています。
和名は夏椿。椿によく似た白い花を咲かせる。開花時期は 5月下旬から 6月。インド産の沙羅樹とは別種。

庭に面した壁に、永井荷風に書による森鴎外の詩『沙羅の木』の碑が飾られています。
沙羅の木褐色 の根府川石 に
白き花はたと落ちたり
ありとしも靑葉がくれに
見えざりしさらの木の花。
森林太郎先生 詩
昭和廿 三年六月
永井荷風 書
父鴎外森林太郎三十三回忌にあたり弟妹と計りて供養のためこの碑を建つ
昭和三十九年七月九日 嗣於菟
東京大学総合研究博物館(1996〜)です。

東京大学における、学術的な研究成果、所蔵コレクションなどを定期的に企画・展示しています。一般の博物館に優るとも劣らない貴重な展示物が入館無料で(!)、観られます〜 !!
■ 東京大学総合研究博物館(東京大学)
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/
文京区にまつわる歴史・文化・風俗などを企画展と常設展示で紹介しています。企画にまつわる講演会や名所・旧跡巡りが開催されるので、定期的にホームページをチェックされると良いかと思います。

所在地: 文京区本郷 4-9-29
■ 文京ふるさと歴史館
http://www.city.bunkyo.lg.jp/rekishikan/
東京大学総合図書館です。東京大学全体の蔵書数は約 863万 5千冊ありますが、うち総合図書館には約 121万冊(いずれも 2006/3現在)あるそうです。2004年頃までは国会図書館よりも蔵書が多かったそうです。
関東大震災で一度焼失後、ロックフェラー財団の寄付を受け、内田祥三工学部教授により、鉄筋コンクリートの耐震設計で昭和 3年(1928)再建されました。何かがモデルになっているのですが判るでしょうか?

正面からしか撮れなくて判り辛いかもしれませんが、書棚に並ぶ図書の背表紙を模しています。3Fに図書館の模型が飾ってありますが(ロックフェラー氏にも同じ模型を寄贈)、本当に書棚そっくりです。
また、正面玄関のファサードには新海竹蔵(1930・第 17回院展出品作)のレリーフが埋め込まれています。これ以外も館内は階段の大理石や柱や天井のレリーフ、数多くの貴重な美術品などが展示されおり、見飽きることがありませんでした。キャンパスツアーのコースで入ることが出来ましたが、通常の一般利用は許可されていません。(身分証明を提示し、あらかじめ利用目的を明らかにすれば閲覧室など一部の施設利用が可能です。)
外から窓越しに洋雑誌閲覧室に飾られた美術品の一部を鑑賞?することが可能です。
移築した吉田屋酒店を展示しています下町風俗資料館付設展示場です。

■ 台東区指定有形民俗文化財
所在地: 台東区上野桜木 2-10-6
2006年 3月に開館した「虫の詩人の館」。
昆虫が生理的に受け付けない人には勧めませんが、そうでなければ、是非一度、足を延ばして見て頂きたい、、、ことに「虫 = 気持ちが悪い」という固定概念が植え付けられていない子供たちに見て欲しい、と思います。昆虫標本から見える、色彩や造形の美しさ。昆虫飼育の観察を通して知る、生命の神秘や知恵。楽しくて、ちょっと深く考えさせられます。子供たちは勿論、大人が見ても楽しいと思います。私が行ったときも嬉々として昆虫を見ている方がいて(みな中高年。理科の先生でしょうか?)、昆虫に詳しくない私は、オオムラサキのさなぎや水槽の中にいるはずの水棲昆虫が見つけられず、ついついその方に居場所を教えてもらったりしました。あんなに大きなクワガタを見たのも初めてでした。

しかし何故、千駄木にファーブル昆虫館なのだろう? と不思議に思って訪ねると、元々は館長である奥本大三郎(仏文学者・作家)氏の自宅だったそうです。そして「虫の詩人の館」は、NPO(特定非営利活動法人)日本アンリ・ファーブル会が運営しているため、館内員は皆さん、ボランティア参加の人たちなのだそうです。それ故か、まだ館内の展示はそれほど多くなく、昆虫の数も、展示も完成しているとは言い難いものでした。(しかし、それでも面白いんです!)ですから、開館日も今はまだ多くありません。入館は無料です(もし、少しでも「楽しい!」と思えたなら入り口にある「ワンコイン寄付」に、ご協力を)。
今後は、子供たちの体験学習や文京区生涯教育センターへの協力など、昆虫やフランス文化を通じた、様々な活動を行っていくようです。
館正面の壁には昆虫のオブジェが施されています。

24歳で夭折した立原道造(1914〜1939)記念館。暗闇坂沿い、東京大学本郷キャンパス弥生門の向かい側です。

立原道造(1914.7.30〜1939.3.29)
東京生まれの詩人、立原道造は、詩集『萱草に寄す』や『暁と夕の詩』に収められたソネット(十四行詩)に音楽性を託したことで、近代文学史に名前をとどめています。また、立原は、建築家でもありました。東京大学在学中、3年連続して「辰野賞」を受賞し、卒業設計「浅間山麓に位する芸術家コロニイの建築群」を構想して壮大なリゾート計画を示し、「風信子ハウス」に象徴される小住宅設計にも意欲を燃やしました。
暮 春 嘆 息 --立原道造君を憶ふて--
人が 詩人として生涯ををはるためには
君のやうに聡明に 清純に
純潔に生きなければならなかつた
さうして君のやうに また
早く死ななければ!
三好達治
立原の魅力は、多くの文学者や建築家たちによって今日もなお語り継がれてきていま
すが、24歳8か月という夭折の生涯を惜しんだ三好達治は、上記のような追悼詩を寄
せました。私どもは、現代文化に少なからぬ影響を与えた才能と資質とを普遍であると
確信し、立原が旧制一高以来の青春を過ごした向ヶ岡弥生の地に記念館を設立し、新し
い世紀に向けて永続的に顕彰していく所存です。
1997年3月29日 立原道造記念館 館長 堀多恵子/理事長 鹿野琢見
■ 立原道造記念館
http://www.tachihara.jp/
「文京区立本郷図書館鴎外記念室」リニューアルオープンしました。

資料展示室は以前と変わらず、それほど広くはありません。写真・遺品・原稿・書簡・日記などの他に、映像資料と「観潮楼」を復元したミニチュア模型が展示されています。中庭は展示プレートなど取り付けられ、整備されました。少ないですが、ポストカードなど記念品も販売されています。今後は講演会や講座も随時開催されるようです。



