人びとの系譜
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言問通り沿い、善光寺坂下に「石井履物店」があります。昔から看板がなく、昨年頃から明かりも消え、店を閉じられたのか、と思っていました。ここ最近、紙に書かれた、“かわいい看板”が貼られ、目を惹かれました。藝大の近所と言うこともあり、はじめ芸大生の知り合いに頼まれたのかとも思いましたが、近付いてよく見ると、下書きの跡などが見えて拙いけれど丁寧に描かれ、とても優しく暖かな印象を覚えました。そこで、絵を描かれた人物がどうしても知りたくなって、ご店主にお話を聞かせていただきました。

「SCAI THE BATHHOUSE」の斜め向かいに五体バラバラのスーパーマンが置かれていました。ディレクターズチェアに座るご主人に恐る恐る話を伺うと、自宅を改造し、フィギアショップ兼映画制作関連の集まる場所を作られている最中だとか。

外された「岩城石材店」の看板の通り、ご主人の岩城さんは本来は石工だそうです。地蔵や墓石を彫る技術を携えながら、趣味であったフィギア&映画美術制作を通じて仲間を集め、モノ作りの拠点とすべく、「岩城光房」を立ち上げるところなのだそうです。
煩雑さが面白くて、まだ形になっていない店内を、無理に頼んで撮影させていただきました。私には価値がわかりませんでしたが、世界や日本にふたつと無いものや、岩城さんが入念にカスタマイズされた作品が置かれていました。奥には撮影用カメラ、資料用のレーザーディスクや専門書など、その世界では延髄(であると思われる)の作品が置かれていました。

私には稀少なフィギアよりも、”べらんめぇ”調で話される、岩城さんご本人の強烈な個性が大変印象に残りました。
浅野侯爵こと、

両山堂印刷所。不忍通り側の建物です。

こちらも工場同様、大谷石で出来ていますが、正面に回ると、ちょっとしたお城風ですね。二階ベランダの造りからして、お屋敷か社宅のようですが、こちらも以前は工場だったそうで、現在は倉庫として使われているそうです。

築 60年以上になるらしい、この印刷所は、なぜ大谷石で造られたのでしょうか・・・?
